• クリックで画像を表示

  • クリックで画像を表示

  • クリックで画像を表示

  • クリックで画像を表示

牧田 純 / 「愛」ドローイング集 (ROSE 36/BOOK)

1,500円

注文数:
こちらの商品が再入荷した場合
メールでお知らせします。
メールアドレス お知らせメールを申し込む ・入力いただいたメールアドレスはショップ責任者に
告知されず、入荷お知らせメール以外には利用致しません。
・再入荷を約束するものではございません。 ・予約や取り置きをするものではございません。 ・ご購入は先着順と致します。
「愛」ドローイング集(ROSE 36 / BOOK)
¥1,500 (tax in)

DETAIL 並製
判型:A5(210mm × 148mm)
全78ページ (カラー16ページ)
今どきの若者・牧田 純くんは、どうも今どきの若者になりきれずに困っていた。

「なんとか自分を表現するすべはないかしら???」

不穏なバイトの日々をのっぺりと過ごしながら、いつもそのようなことを感じていた。

そう、あなたやわたしのように。

しかし、そんなものは大昔に奪われてしまった人間の自由であって、渋谷の道ばたに転がっているわけはないのである。

彼はそのことに気付かなかった。

「なんとか自分を表現するすべはないかしら???」

きょろきょろと歩きながら、いつしか彼は絵を描きはじめる。
道ばたで見つけたもの(たいていがどうでもいいもの)を紙に写しはじめる。

彼の自由帳に、そんなものたちが溜まっていく。

それは表現というより、ただの記録であり、つまりは極個人的日記である。

物語りは普通、このへんで終わる。
しかし彼はそのことに気付かなかった。

「なんとか自分を表現するすべはないかしら???」

彼は続けてみた。のっぺりとした日々のなか、コピペされた無数の花びらの散る季節のなか、続けることをやってみた。
ふてくされながら、笑いながら、わめきちらしながら、愛しながら。
いつしか彼は、彼が続けるうちは続く物語りを手にしていた。
わたしは純くんと純くんの絵が大好きだ。もっと言うと純くんの部屋も純くんの彼女も大好きだ。自由を感じさせるから好きだ。
いちばん好きな画家なのである。

(曽我部恵一)